都筑の畑からやって来た、掘りたてホクホク里芋を味わいました

調理デモ
10月25日(水)10時30分~11時30分 
みんなのキッチンにて

都筑区で農園を営む井上さんが、地産地消のお話とともに、旬の野菜を使ったカンタン料理の作り方を披露しました。

作ったのは、里芋のきぬかつぎと、野菜たっぷり汁。お汁は味噌仕立てです。

シンプルに旨いきぬかつぎ

「きぬかつぎ」を作らない、あるいは知らない若い世代もいるそうな。
平安時代の女性が、顔を隠すためにかぶっていた笠に見立てた里芋料理です。

里芋をゆでる

里芋の真ん中あたりにぐるりと一周包丁で切れ目を入れて、皮つきのまま15~20分くらい茹でます。
竹串をさして、やわらかくなったら、切れ目から上側をつるんと剥いて。
新鮮な里芋ほど、簡単に皮を剥けるのだそう。
なんせこの日の里芋は、井上さんが朝4時から収穫したもの。

里芋を持って記念の1枚みんなで皮むきを体験。
酢味噌や塩をつけて、アツアツをいただきました。
「私は柚子こしょうがいいな~」
「やっぱりごま塩でしょ」

そう、どんな味付けを持ってきても、受け止めてくれそうな「きぬかつぎ」。ぜひご家庭でもお試しを。

野菜汁

大胆にカットされた大きめの大根、人参、里芋、ねぎに、今回はお肉ではなく、お揚げを入れました。お揚げのコクと野菜の甘さが溶けあって、いいお味! これだけでご飯が進みそうです。

地場野菜の魅力、どんどん伝えたい

地産地消を語る

スライドを見ながら、農園の仕事や、力を入れている子どもたちの農業体験についてもお話を聞きました。
井上さんは、コールラビ、ロマネスコ、アーティチョークなどの珍しい野菜も取りまぜて、年間で70種類もの野菜を作っています。
地元の学校や保育園の子どもたちが、種まきや苗の植え付けから収穫までを体験できるプログラムにも取り組んでいます。
農園の図面を見せてもらうと、子どもたち専用のスペースがしっかり確保されていました。
「小さい頃に体験した畑での楽しさを、大人になって思い出してくれたらいいじゃない?」

トーク

次回のロクマルみんなの食堂は、12月6日開催の「芋煮汁フェスティバル」。
井上さんの野菜をたくさん入れて、大きな鍋で芋煮汁を作ります。
地域の人に、作るところから参加してもらい、みんなでワイワイ!食べるお祭りをやります。