このレポートは、都筑区の市民ライター養成講座を受講したライター鈴木麻衣子さんが担当しました
2025年6月26日開催 会場 みんなのキッチン
ロクマルとは?NPOとは?
6月下旬、梅雨のさなかの猛暑日、お手紙弁当や食堂で活動する新人さん歓迎会が開かれた。
まず、NPO法人ロクマルの意味から説明があった。
NPOとはNot for Profit Organization。
つまり社会貢献活動を行う団体。60は、60歳からの生き方を考えていこうという意味を持つ。これからの100歳時代の生き方を、長いスパンで考えようということだ。NPO法人は営利を目的としない組織であり、営利法人である会社と同じように信頼されている団体だ。
次に、厨房を使うときのポイントについての説明。スライドを見ながら、安全面、衛生面、皆で気持ちよく使うためのルール。片付け場所をはじめ、熱湯消毒やツールの使い方、盛りつけの基準などがその理由とともに説明された。

自己紹介とロクマル食堂の今後
お手製の青じそジュースと市販のおせんべいを食べて少し休憩した後、まずは新人さんの自己紹介から第二部が始まった。
名前と、どうしてここに来たのか? 何に興味があるのか? などを自由に発言していった。都筑区役所の活動からつながった、知人の勧めで、地域ケアプラザのチラシや情報誌でみたから、イベントに参加したから、時間的に都合がいいなど、それぞれのやりたいを叶えようと参加に至ったようだ。厨房に入る活動のため、料理好きな人が多かった。
質問も自由に受け付けられた。食堂やお手紙弁当活動では、イベントや講座受講後に簡単な報告コメントを書いてもらい、全員で共有している。「報告書が苦手で不安」との発言があった。ほかの団体と共同で行う活動では連絡や報告が必要だが、それ以外の活動では、参加していない仲間と共有するための報告なので、書きたい人から書いていってかまわないとのことだった。
次にベテランメンバーが自己紹介。料理のメニューを考える、教えてもらい学んでいる、地域の人と交流したかった、レパートリーを増やしたい、など活動に参加する動機は様々。また介護の仕事をしているメンバーからは、長生きする人の特徴として「生きがいを持っていること、気持ちが若いこと、無理をしないこと」が挙げられた。
ミルクカンと白玉とあんこのデザート、台湾ウーロン茶をいただき、一服してから話題は今後どうしたいかに変わった。大衆食堂的なお店が少ない、チェーン店とは違うものを出したい、少量ずついくつも食べられる小鉢料理を、定番料理があるといい、バイキングや一品レシピ付き、筋肉をつける料理、ダイエットものなどの意見が出た。中には、これまでに試したものもあるそうだ。いずれにしても、おいしい料理でないといけないのではないか!と話がまとまった。
初顔合わせの人が多かったが、顔を見て親しみを覚えて、話を聞いて話して、仲間意識も高まったのではないだろうか? これから、いつ、だれと一緒に活動することになっても、新人さんメンバーは、きっとハードルがかなり低くなったのでは? そんな期待を持てる笑顔だった。
