このレポートは、都筑区の市民ライター養成講座を受講したライター鈴木麻衣子さんが担当しました
2025年6月4日 会場 みんなのキッチン
まずはおいしいランチから
90代のお手紙弁当利用者さんからリクエストがあり、利用者、お弁当を作る人、お手紙を書く人、配達の人とのランチ交流会が6月初めに行われた。 その日のランチは、A肉巻きフライ定食、B鮭の南蛮漬け定食、その他に、パンじいちゃんのバターロールサンド、おにぎりセットなどがあった。まずは食べながらのおしゃべり。「この魚おいしいわ」「パンもふわふわでおいしい」など、量もたっぷり、ヘルシーで味も良いと好評だった。

学びの多いフリートーキング
交流会をリクエストされたTさんは、4年以上お手紙弁当をとってくださっていた。引っ越して来たら、コロナ禍になり、人と話すことがなくなったので、お手紙弁当でコミュニケーションがとれて良かったとのこと。引っ越し先は隣にフィットネスクラブがあったので決めたそうで、今も通っているとのこと。その方は90代だが、お元気で、痛いところは一つもないと。一同一瞬驚き、「す、すごい!」
Tさんとここで仲良しになったという80代のJさん。
「若いころ忙しく働いていて、少し痛いところがあっても無理してやっていたのが原因か? 今はあちこち痛いところがあるの。あの頃に早めに病院に行っていたらこんなことになっていなかったのに、若い人にはそう言いたいわ。車の免許も返納したので、今は歩くしかないの。だから気をつけているわ」
一歳半の娘さんを保育園に預けて来てくださったAさんは、お子さんが泣き声以外の声を発するようになり楽しくなったと同時にやはり忙しいとのこと。「大変だけど、かわいいし、振り返ると早いのよね」などと先輩方がアドバイスしていた。
ギターの生演奏に合わせて歌う
パンじいちゃん活動に参加している方がギターを弾いてくれた。夏が近いこともあり、懐かしい夏の歌、西郷輝彦の歌、アロハオエ、涙そうそう、上を向いて歩こうなど、全員で手拍子しながら歌った。生演奏はスマホやテレビと違って、臨場感があり楽しくなる。目をつぶればそこは海辺にいるようだった?

最後に来月の七夕に合わせて、短冊に願い事を書いて、こよりで竹に結んだ。短冊に願い事を書くなんて、いったいいつぶりだろうか?

あっという間のように感じたが、3時間も経っていた! かなり話して、歌って、食べて、みんなで笑顔になれたとっておきの時間だった。また次回も、とすぐにリクエストが来そうだ。