企業の協力を得て開催する実習付き仕事講座です。興味や関心のある仕事に一歩踏み込こんで、仕事の実際や魅力を体験していただきます。

■講習会 9月9日(土) みんなのキッチンにて 
■実習 9月30日(土) 都筑民家園にて(地域支援事業として協力)
いずれも10時~12時

本日は実習
講師:石井造園株式会社(横浜型地域貢献企業)代表取締役 石井直樹氏、造園部 原竜一氏

剪定実習

秋晴れの下、待ちに待った剪定の実習

剪定する木々は、ウバメガシの生垣とアジサイ

プロから直接手ほどきしてもらえる、ロクマル学びのプログラム。自宅の庭はもちろんのこと両親の庭の剪定もやってあげたい、仕事の一歩にしてみたい等々、参加者の思いを乗せて、いよいよ実習のスタート。先生役は前回に続き、石井社長と造園部の原さんです。

まずは石井社長から。「成り」と声掛けついて。

成りは大事
成りが大事な理由は、
其の1 お客様にできる人と思われる。
其の2 安全と効率のよい作業のため。スズメバチや日差し、とがった枝などから身を守るには、それなりの服装が必要。秋晴れでも半そではNGです。

声掛けもとても大事とのこと。脚立や剪定鋏などを使うので、危ないのではと思ったら、積極的に声を掛け合うこと。ケガをしないのも実力のうちです。

ウバメガシの生垣からスタート。ひと手間かけるプロの技を学ぶ。

ウバメガシの生け垣
どこを切ればまた芽吹くか、依頼の希望や庭に合った樹木のスタイルは?などのポイントをおさえながら、こっち側(通路側)とあっち側(竹林側)から剪定。
最後にかなりの力で生垣をぶるぶるゆすって、枝が混み合っているところや飛び出た枝を切って仕上げ。このひと手間がプロの技と教わりました。
そればかりではありません。「仕上がりを見て、うわーキレイ。俺ってさすが!と叫ぶんです」石井社長。「えー、声に出すんですか」「心の中でね。それぐらい価値ある仕事をしましょうってこと。俺ってダメじゃあ、仕事じゃないでしょ」
「意外かもしれませんが、剪定後の掃除も大事。掃除をキレイにすると、大抵さすがーと言われます」とこれは原さん。お客様は仕事のどこをみているか。勉強になります。

アジサイの剪定は、茅葺の小屋や柿の木がある田舎風の裏庭で。
アジサイの剪定

もっと実習をやりたい! 剪定ボランティアへの関心も。

記念撮影
修了証書をお渡しして記念写真。実習時間正味1時間半。アンケートでは、[もっと実習をやりたかった]の声多数。ボランティアへの関心も高く、竹林なら先生役ができるなどの提案も。地域のニーズや剪定後のゴミ処理の問題など、課題をクリアして、再び呼びかけていきたいと思います。

剪定場所をご提供いただいた都筑民家園さん、実習にご協力くださった石井造園さん、ありがとうございました。