●2019年5月25日(土)学び直し塾必修科目1
学び直し塾のスタートは、人生100年時代に向かう社会の変化を知り、自分に引き寄せて考える2つの講座から始まりました。
100歳人生は、定年後も子育てを終えてからも、それまでと同じぐらいのながーい老後人生が続くということ。気力体力に余裕がある今のうちに、社会の変化に柔軟に対応できる心と身体と環境づくりを。そして思い描く人生の後半生を実現していきましょう。
●2019年5月25日(土)学び直し塾必修講座1/公開講座
横浜市の高齢化について ~社会構造の変化を知ろう
講師:横浜市政策局職員 関口昌幸氏
横浜市の高齢化は、市の南西部と北部での2極化が進んでいるが、全体としては高齢化のスピードが最も速い。高齢者のおひとり様世帯、未婚者の単身者世帯が増え、家族の在り方が大きく変わる中、雇用、まちづくりなどなど、すべてが変わらざるを得ない。
地域活動がんばってくださいと共助を期待されても、ホントにできるの?というのが現実。未婚者は地域に関わろうとしない、ニートや引きこもりが増えている、シニアも65歳までは7割8割働くようになっていて地域活動は70代に入ってから。まさに地域活動担い手の三重苦となっている。
解決策として始まっているのが「リビングラボ」。住民、企業、自治体、大学等が協働して、地域の中に雇用を創り出し、病気や障害があっても活躍できるようにしていく試み。ある調査では65歳以上の半数が趣味を生きがいとして挙げているが、それならば趣味のような働き方ができるようにという考え。若い人も含めた多様な世代の希望、能力、生きがいを大事にした居場所づくり、モデルづくりが進んでいます。
長い視点で100歳人生を考えよう
ポイントは地元、ゆるやか、プロダクティブ
講師:公益財団法人ダイヤ高齢社会研究財団 主任研究員
澤岡詩野氏
大事なのは、長い人生をプロデュースするという考え。
加齢により行動範囲が狭まるのは必至。(70代に入ると自立度がグッと下がることが統計で分かっている)。孤独は最大の病である。そこで心身の余裕のあるうちに生活を組み立て直そう。生活エリアは徒歩圏内の「地元」。このエリアに今のうちからつながりをつくり「つながりの貯金」をしておこう。
ゆるやかなつながりでよい。向こう両隣の関係でなくてよい。自分はどんな距離感でつながりたいか。自分が心地よいところを探ってみよう。
自己完結だとつながりにくい。催しに自分だけ参加するのではなく引きこもっている人を誘ってみる、地域活動を手伝う等、時間・経験のシェアをしてみよう。(プロダクティブ)。
最初は地元にあいさつできる人を3人つくることから!
塾生の交流会
入塾生の自己紹介
今後の方向性がはっきりしている印象を受けました。すでに働いている人も多く参加。