学んで仕事につなげていくことをめざすロクマル就業スクール。2回目は介護・福祉の事業を行う2つの企業から、仕事の実際についてお話を聞きました。
■2017年6月7日(水) 13時~15時
会場:みんなのキッチン
協力:ケアしたりケアされたり。お互い様の地域福祉を実践
(NPO法人グループたすけあい 理事長 清水雅子さん)
30年来、横浜市青葉区中心に活動している「たすけあいケア」について伺いました。
会員になって、ケアをしたり、必要なときはケアを受けられるのが「たすけあいケア」の相互扶助システム。会員は自分の得意なことを生かしてケアに入る(仕事をする)ことで、やりがいと収入を得ています。
仕事は多岐にわたり、調理、通院の付き添いのほか植木やペットの世話など様々。普段の家事との違いは自分のやり方を持ち込まないこと。そのための研修も充実しています。
現在、50代から80代まで幅広い年齢の女性が働いています。困ったとき、一方的に世話されるだけでなく、自分ができることで誰かの役に立つ。働く場があるというのは多くのロクマル世代にとってうれしいことだと思います。
お年寄りの変化に気付けるロクマル力に期待
(東急イーライフデザイン ホームケア横浜 所長 小沼智子さん)
人と話したい、話しを聞いてもらいたいと思っている高齢者にとって、共感しながら話を受け止めてくれるロクマル世代はありがたい存在。話をじっくり聞き気持ちに寄り添う中で、小さな変化に気付くことができる仕事ぶりが喜ばれています。
介護の仕事は大変というイメージばかりが先行していますが、介護技術はどんどん進化し、身体的負担は減っているそうです。介護の資格が取得できる自社研修も実施中。研修中も時給が支給されるなど高待遇で、これから働きたい人にとって選択肢の一つになることと思います。
(レポート:ライター養成スクール受講生 H.佐藤)