■講習会 10月14日(土) みんなのキッチンにて 
■実習 10月平日 あっとほーむにて
いずれも13時~15時

本日は講義
講師 認定NPO法人あっとほーむ代表 小栗ショウコ氏

「地域で子どもたちに関わりたい」
思いを形にするための一歩


地元企業とのコラボ企画第2弾。学童保育で働いてみたい、子どもと関わる仕事や地域活動に関心がある人を対象とした実習付き講座です。

講師は、都筑区でお迎え付き夜間保育・放課後学童クラブを運営する、あっとほーむ代表の小栗さん。働く女性を支援する講演やサロン開設、子どもと関わる仕事をしたいという人向けに「あっとほーむカレッジ」も開校しています。

共働きが当たり前の時代になったとはいえ、遅くまで子どもを預けることに罪悪感を感じてしまう親も多いそうです。「だからこそ、おうちのように過ごせる場所でありたい。遅いときは学童の中でご飯もお風呂も済ませ、自宅では少しでも子どもとふれあえる時間を作ってほしい」と小栗さん。親も大変だけど今どきの子どもたちも疲れ気味。授業の後のクラブ活動、そして塾。イライラしがちな子どもたちのケアも学童保育の大事な役割となっています。

講習会では、NPOや学童保育について、子どもたちと信頼関係を築く方法等について講義。
NHKに取り上げられたときの録画を観ながら園の一日も学びました。

子どもたちにグンと近づける!
トーキングゲームを体験

信頼を築くと言っても実際はどうしたらいいのか。
ここで小栗さんが取り出したのが、トーキングカード。元々はコミュニケーションが苦手な子どもたち向けのもので、話をする・話を聞くを訓練するために開発されたカードだそうです。
トーキングカード
順にカードをめくり書いてある質問に答えていきます。たとえばこんな質問。
「いま読んでいる本を貸してと言われたら? 」
「 一番行きたいところはどこ?」…
めくった人が答えたことに対して周りから「へえっ」とか「私も同じ経験をした」などの声が出て、話がふくらみ、互いの距離が近づいていきます。
誰もが発言し、まわりが耳を傾け、人をつなぐ不思議なカード。「ロクマル向けのカードがあってもいいね」そんな声も出ました。

子どもの話をよく聞き言葉の裏に何があるのか察してやること、今を認めてあげること。傾聴と同意が大切だそうです。ロクマルの経験を伝えなくちゃと、やたら「昔はね」を持ち出すのはご法度。「聞かれたら答えてくださいね」次は実習が待っています。