2020年11月24日

起業を考える前に知っておきたいポイント

会場では、対談者の間、受講生との間にアクリル板を設置

初めに中小企業診断士で経営コンサルタントの為崎緑さんから、仕事を大きな視点で捉えたレクチャーがあった。仕事を収入重視(ビジネス)か、社会貢献(ボランティア)で選ぶのか。NPOロクマルの活動はコミュニティービジネスといい、その中間に位置するそうだ。

お話を伺い、自分はどのような働き方が自分らしいのだろうか、と働き方を見つめ直す機会になった。

お手紙弁当はこうして生まれた

次に有澤ロクマル理事長から、地元の人とのつながりを生むお手紙弁当の誕生秘話?を。

コロナ禍により、みんなのキッチンのランチは自粛。厳しい状況下での事業の継続、そして地域に役に立てることは何か、を悩んだという。シニア世代の特に単身者は、感染の心配から家にこもりがちになって、体力の低下、栄養不足なども心配される。そこでロクマルでできることから導き出したのがお手紙弁当だった。

新聞や、テレビニュースなどマスコミで紹介されたのは、有澤さんも話されていたように、すごくアナログなスタイルだけれど、かえってそこが新しい!と感じられるからだと思う。

社会が閉ざされている時には、柔軟性がより大切なのだな、と感じる。

お手紙弁当の活動を伝える動画も紹介

お手紙弁当チームのメンバーより

お弁当の調理・盛り付けや手紙書きを担当しているSさん。

「お手紙を書くことで感謝されること、繋がることができること、勉強をさせてもらっている」と感謝の気持ちを述べられた。
届ける人と、届けられる人との両方に喜びが生まれるお手紙弁当は、お腹も心も満たされる愛情弁当だ。

ウィズコロナ時代のNPOロクマルの働き方は、地域の人とのつながりを大切にしたお手紙弁当で、アナログだけれども新しい働き方だと思う。