チームプラチナはロクマル「女性のための学び直し塾」の受講者の中から生まれたメイクボランティアグループです。
色とりどり、期待感の高まるメイク道具
テーブルには様々なメイク道具が並びます。中でもひときわ目を引くのがカラーパレット。様々な色の口紅やアイシャドウ、チークがいくつも並んでいます。まるで色の見本帳のようです。大きさや形の異なるブラシが何本も。コットンやティッシュペーパー、ふき取り用の乳液などもあります。見ているだけで期待感が高まります。
3ポイントメイクでイメージチェンジ
メイクを希望された方がチームプラチナのメンバーの隣に座りメイクのスタート。本日はアイブロウ、チーク、口紅の3ポイントメイクです。
眉は形を整えるためのカットはせず、そのままメイクを施します。形を取りながらアイブロウをブラシで置いていきますが、それだけでも随分印象が変わります。チークを入れてもらうとパァと健康的な印象に。はっきりした色の口紅を付けるとメリハリがついて口元が元気そうに見えます。
メイクをやる方もやってもらう方もロクマル世代。若いころのメイクの仕方から抜け出せない悩みや加齢による肌の衰えなど同世代ならではの会話を弾ませながらメイクは進んでいきました。
いよいよ仕上げ
最後はチームのメンバーでもあるカラーアナリストの中澤さんが仕上げてくれます。メンバーの施したメイクにプラスしたりマイナスしたり。
例えば、Aさんの施したメイクは、その人の雰囲気や着ていた洋服の色と合っていて素敵だなと思ったのですが、中澤さんは更に手を加えます。カラーパレットから何色か選び手の甲で混ぜ合わせ色を調合し、丁寧に輪郭を取り塗っていきます。それまでのホワンとした印象がきりりと引き締まりました。
またBさんでは、眉をちょっと手直しします。眉山を少し消し、眉の下のラインを書き足して角度を修正。それだけで顔の印象が大きく変わりました。Bさんもなるほどと感心するように中澤さんの手元に見入っていました。
メイクしてもらった方の声
雑誌などで自分なりにメイクの研究をしているという方は、人からメイクをやってもらうのを楽しみたかったそうです。
介護施設でボランティアをされている方は、体験談の高齢者施設でのメイクボランティアの話に感銘を受けたとか。ご自身も利用者の方にメイクをしてあげたいとのことで、まずは自分が体験させてもらおうと思ったそうです。
チームプラチナメンバーの声
学び直し塾の講座の中でメイクの科目がありましたが、さらに本日に備えてメンバー同士でお互いメイクを施し合うなどの予行練習も行ったそうです。でも、練習以外で実際に他人の顔にメイクをするのは初めて。「緊張したけれど、すごく良い経験が出来ました。勉強になりました」。
まとめ
メイクしてもらうことと同じくらい、メイクをしてもらっている間の会話を楽しんでいる方が多いように感じました。メイクボランティアにはコミュニケーション能力を期待されているそうです。自然に会話を楽しめるチームプラチナの方々ならこの期待に応えられそうです。
◆イベント「女性たち50代・60代こそ、働こう! 」全体のレポートはこちら →